山小屋作業日記 2004年 
by 京都@山小屋の住人

2004年1/3
下地の床張りを完了。暖かなお正月でした。雪も少なく、車で山小屋まで行くことができました。

1/10
床張りと薪ストーブの設置を行いました。早速、火入れを行いました。成長式燃焼方式、ログ材料はあっという間に炭となってしまいます。雪解け後、本格的に薪割りが必要なようです。

1/12
ロフトの床張りを完了しました。

1/16-17
マイナス15度仕様の寝袋片手に前日から初めて、山小屋で過ごしました。夜中、鳥?の警戒の囀りが聴こえました。朝方の気温△5度。この週も大雪で車が雪の深みに入ってしまい、その救出に2時間程度、汗を流しました。この日の作業は、雨戸の製作を行いました。

1/18-
右腕がテニス肘のため、お休み。接骨院で治療中。

2/13-14
テニス肘もようやく回復の方向です。2月に入って快晴と高い温度が続いていました。雪も山の一部に残雪がある程度で、例年よりかなり少なめです。今夏の水不足が懸念されます。それでも、朝方はかなり冷え込みました。翌朝からログへのニス塗りを行い、一応終了。次のテーマは、テラスと3棟目の小屋作りを開始します。その前に、杉の大木を5本程度切り出します。来月には渓流が解禁です。時間が足りないです。

2/20-21
テラス用の御柱を3本立てました。太さ40cm、長さ1.5m程度。1本は、杉の木を切って、その根元を活用予定。御柱は重いです。また、名古屋で新規開業する自転車屋さんから安価に準防火材の天井板を入手。土台の天井に貼る予定。この方、自ら店舗づくりしているとのこと。事業成功も最終的には熱意です。頑張ってください。今年は残雪が少ないです。知り合いから手作りのツリー(写真)と釣り用にと沢山の引き出しのある箪笥を貰いました。

3/12-13
昨晩は快晴、星がよく見えました。明け方は春らしい気持ちの良い寒さでした。今日は黄砂の影響が少しありました。天井板の一部を張りました。ノーマルタイヤに換えました。もうすぐ春分です。

3/20
天然系あまごを求め支流に入りました。北斜面や橋の上はまだ残雪が残っていました。雪解け水が冷たいためか、食いが弱かった様です。釣果は5匹。「ふきのとう」と共にから揚げで丸ごと食しました。これから5月連休まで日に日に春を実感できます。

3/26-27
杉の大木7本倒しました。その内、1本が小屋を直撃。屋根の一部を破損。大木を倒す難しさを今回も実感しました。テラスの土台となる木も切りました。久しぶりにハードな作業で気持ち良い疲労感でした。

4/3
前回の伐採作業で破損した屋根の修理を行いました。

4/9-10
デジカメ故障中。万力で屋根渡木の破損部分を接着、成功。また、小屋前のテラスの枠組みを倒した木で組みました。木の重量があるため、安定しています。床は、次回、ログハウスの床材や屋根材の余った分を利用しようと思います。今日は快晴、夏日模様。ビールも旨い!。

4/17
本日、中古のソーラーパネルが到着。5月連休に設置予定。日射状況を観察しましたが、やはり木立が影をつくってしまう様です。どこに置こうか思案中。今日の作業は電気配線とテラスの床張り。床がでこぼこになってしまいましたが、良としましょう。なかなか味があります。8割方、完了。

4/23-24
テラス土台の補強と屋根の横木の打ち付けを完了。今日は通り雨もあり、草木の芽吹きも加速。今朝は山菜採りをエンジョイ。早速、ビールのおつまみで食しました。昨晩、山小屋への道中、なんと野性の猫と狸に出会いました。先日は鹿とテンと狸。夜間のご近所、どうやら人より、「小動物」が多いようです。山桜が満開です。

4/30-5/1
今回のメイン作業は太陽パネルの設置。予め蓄電したバッテリーで電球と蛍光灯各1本を照らした。明るくて感動した。翌日、前日に設置したパネルの場所が不適格と判明、急遽、太陽が最も照らすと思われる場所に再移設。多分、夏場を中心に午前9時頃から午後3時頃までは充電可能か。その他の作業はテラスのペンキ塗りとご近所の鳩小屋への階段に利用していた梯子を切断、テラスへの上り下りのための梯子に活用。さらに、テラスと小屋の隙間を丸太で埋めた。

5/2
昼から太陽パネルの補強と電源回りの整理。ファン音が不評なコンバータを外部に移設。太陽は午後3時前まで確保していた様子。昨日の鍋の残飯、しっかりなくなっていた。

5/7-8
電気配線作業完了。1棟目のドア回りと雨戸製作。この日の晩は鹿1頭を発見。

5/15
山小屋1号店の下地張り(今までサボッテいたもの)。高床式のため、地下に物置をコンパネとブロックで工作中。今日聞いた話ではバブル当時、坪4万円とか。自由経済の成りの果て。やはり毎夜の怪奇現象はバブルの亡霊だったのか。陰陽師・晴明の霊力を借りて除霊が必要か。連休後半から天気が不順。早、入梅の感。今夏は大丈夫だろうか。

5/22
夜明け前に現地入り。山小屋の奥まで探索したら、やはり鹿がいた。本日、BSアンテナ設置。訪朝ニュースを衛星からキャッチ成功。物置の床部分はログの余り木を利用、床下物置場が完成。今日は大阪の不動産業者が現地を視察。景気が本格的に上向いてきたのでしょう。でも、山と別荘地の違いを理解できる人は少なくない。山には吸血ヒルやムカデ、あるいは巨大蜘蛛も登場する。また、夜中の電灯はこの世のものではない魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界の社交場。ヴィエナのオーパハウスに負け時と劣らず、豪華な色彩で着飾った生き物たちが迫ってきます。Shall you dance in the midnight ? 

5/29
梅雨に入る最後の作業日。午後から床下物置場のペンキ塗りと風呂小屋建築に向け、山のスギ枝の焚き火。今日は少し驚きました。小屋の入口に綺麗な野鳥(多分、オナガ)が一羽死んでいました。餌の昆虫と一緒に、屋根の隙間から入ってきて、出られなくなってしまったのか、大きな巣箱と間違えたのか、残念なことをしました。ところで車の年間最大走行予定4,500kmまで残り300km。7月末の保険更新まで暫く自らの車での運転自粛です。

6/12
炊事場兼風呂小屋作り(225×400×175/200)に向け、材料を調達中。五右衛門風呂と石油バーナーも一応確保。また、扉(入口・風呂)も廃材で二枚確保。調達先から建築関係の人ですかと尋ねられた。水は浅井戸ポンプ利用。目標総コスト:10万円以内。完成目標:8月末。完全循環型の排水環境を思案中。

6/21
季節はずれのタイフーン、果たして無事やり過ごしたのかなぁ。

6/25-26
蛍火乱舞それは感動もの。これでも例年より少なめとのこと。夜中に山小屋に行き、山道の変化に驚いた。地面が凹凸のないようにきれいに整備されていた。翌日、聞いたところでは、水害予防のため、年に1回、下草刈りや道の整備を行うとのこと。てっきり、景気浮上で懲りない開発に着手したものと思いました。山小屋第3号店予定地に杭を打ちました。地ならしは次回。また、栗と梅を各2本植えました。山の中腹に大きな杉の老木1本発見。ご近所から山椒の佃煮を頂きました。山椒の木が沢山自生。山小屋と太陽パネルは無事。

7/2-3
山小屋への闇夜の中、10頭ほどの鹿の大家族に遭遇。土地整備のため、炎天下での焚き火。最後は渓流で行水。ブロック組みとコンクリート打ち。水平調整はまだ不十分。久しぶりの土方仕事でバケツ1杯分は体内に出入れ。地下足袋に慣れていないためか、両足の踵に靴擦れ発生。来週はこの国を良い方向に導くための1票を託す予定。ガンバレ一ちゃん!

7/17-18
サウナの中の祇園祭りを横目で見ながら、いざ山小屋へ。日中の木陰は涼しいし、朝方は寒い感じ。夏季は山小屋へ避難しようか。今回の小屋作りは、まるで大きなプラモデルを作る感じ。鋸、電動ドリル、木ねじ、接続用金具で組み上げ。始めは安定感のなかった柱も、筋違いを入れる度に安定。ログ廃材もほとんど使いきった。ログ組のあの単調感がなく、さらにその場、その場の創意工夫が必要で楽しい。何とか小屋を建てる自信ができた。夕食は飯盒でご飯を作った。炭火の焼肉は最高。骨董市で買ってあった自在鍵をストーブに設置。夕方の雷雨の後、蛍が一匹、小屋の上の方をしばらく舞っていた。今夏、初めてヒグラシを聴いた。やや物悲しく清涼感がある美しい声。「僕の夏休み」の定番の効果音「カナカナカナカナ」。山仕事を終える時間です。

7/31-8/1
台風が四国南西部に上陸する中、昼前に山小屋到着。曇ったり、晴れたり、激しい雨やらと大荒れ模様。正面の山の頂きの大杉がジェット気流の様な風で東から西へシューウと猛烈な音と共に流されていたが、山小屋は不思議と無風に近かった。土台を地面に固定、窓枠、戸、屋根のベニヤ張り。垂木が30ミリと細いため、屋根の上には乗れないため苦労。次回は垂木補強を工夫要。ソーラパネルの発電状況が分かるメータ設置してもらう。テスタでの把握作業から開放。暫くはパネルに太陽光が届く度に、最高発電記録把握のためメータ前での監視作業が続くことでしょう。楽しみがまた一つ増えた。

8/6
ポリカ波板で屋根張り。ベニヤを屋根の半分に張り、その上に波板、残りは透明波板を張った。夜空が見えれば露天風呂気分。ブロック、排水溝、400L水タンク購入、また、解体先民家から五右衛門風呂釜が届く。お釜は重い。腰痛になる。

8/20-21
五右衛門風呂の土台部分を製作。煙突も付けた。水タンクの土台を杉丸太で製作、テラス作りのノウハウもあり、頑強なものができた。ポンプも設置。行程12メートル、高低差4メートル。水がタンクに届いた。400L満タン所要時間45分程度。400Lのタンクも山に置くと少し大きなバケツ程度にしか見えない不思議。床の一部を張った。山はもう秋の気配。ヒグラシやホトトギスはもう鳴きません。紅葉が一部オレンジ色に染まっていました。今年の紅葉はおそらく最高に綺麗になりそうです。夜空の星々がいっぱい輝いていた。入山1周年記念だったがデジカメを忘れた。

8/27-28
風呂釜をブロック上に固定。浴室を水に強いさわら羽目板で作製。残るは、入口の戸、窓(アルミサッシ)と外壁、水廻り。板の余りがほぼ底。冷蔵庫、テレビ、水ポンプを駆使したため、バッテリーが赤信号。翌日、ポンプが回らなかった。タンク内に炭竹設置。チェーンソーで倒木を整理。次回、露天風呂気分で入浴予定。大型台風、まともに来たら3号店は間違いなく飛ばされるだろう。デジカメ故障中。夏蝉が過ぎ去る夏を想い鳴いていた。ススキが穂を出していた。椰子の実の奇妙なお面を山小屋のシンボルとした。

9/4
台風影響、枝多く散乱するも3号店は無事。壁面がないことが幸いか。さわら木4m、60本届く。小屋南面と戸を作製。植えた栗はバッタの餌食になるも育成中。梅は順調。山栗がなっていた。どんぐり実植えた。バッテリはまだ赤信号、入浴はお預け。作業ピッチが上がらない。この調子だと完成は10月末ころか。

9/11
今回の台風も何とかやり過ごした模様。壁面を完成。小屋らしくなった。これからは水回りの作業と小屋前のベランダへのコンコースの通路を丸太で組む予定。バッテリはまだ赤信号だけど、12.3V→12.8Vに上昇。一応、蓄電している様子。これからの季節、さらに発電効率は下がるのか。

9/18-20
山形高畠まほろばの里まで農業研修に行ってきました。稲穂の刈取り、杭立てと杭かけ、ぶどうの袋はがし、山でのチェーンソーによる広葉樹の切断、松茸狩と休む暇もない楽しいワークでした。

10/2
久しぶりに山小屋訪問。3号店の外観はほぼ完了。アルミサッシも片方は設置できたが、もう一方が垂直がとれていないため、再調整が必要。電気の配線も行ったが、どうも上手く行かない。コテコテの配線に問題があるのか。バッテリーは緑色になっていた。前回の台風は相当の雨量となっていた様です。水ポンプを沈めていたコンクリート製の枡が10mほど流されていた。また、川底も深くなっていた。リタイヤされたご夫婦が不動産屋さんに案内されてきました。こんなところで山小屋作りをしていたことに驚いていました。でも、田舎の物件を紹介しないと無理でしょうね。明日、デジカメ購入予定、次回、お楽しみに。

10/10
熊の視線を感じつつラジオをかけながら作業。サッシの再調整、苦戦するも何とか完了。流しとガス台の工作、設置、水道蛇口も付け、五右衛門風呂へ初めて水を投入、水タンクからの経路で少し水漏れあり。満杯に入れたが、もう秋になったので水風呂には入れず。山の水は冷たいなぁ。電気の調整。スイッチの配線に問題あることが判明したが上手く行かず次回再挑戦。外部珍入者センサー設置。外壁へ塗料を塗った。今日は写真撮影もあり、超多忙の作業。道中、鹿一頭発見。屋根の一部が半透明のため室内はとても明るい。夏の暑さは問題ないが冬の寒さはどうだろうか。その前に水が凍結するかもしれない。それと雪で屋根がもつか、楽しみです。ピエロの写真、ユニークでしょう。枕木橋を架けて1周年。台風の豪雨も耐えてくれました。ソラ-パネルへの日照時間がかなり短くなってきました。設置場所を変え、もう一台、中古が必要の様です。次回のメイン作業は、下水の土堀作業。かなりハードになりそう。

10/15-16
水回りと細かな大工の作業を行った。下水は水タンクと同様に枡に木炭を入れ、渓流には直接流さず、枡を通しパイプを地表の浅いところに埋め、自然、浸透を行って、あとは有機物をバクテリアが分解する仕組み。疲れを癒すため五右衛門風呂に初入浴。お湯が柔らかく、夜空の星々を眺めながら、露天風呂の温泉気分でした。夜間、寒くて、薪ストーブに火を入れ、暖をとった。気温8度。薪割り作業も必要です。

10/31
台風23号の影響が気になって山に入りました。途中、国道で崖崩れが発生していましたが、なんと山小屋の下にある反対側の急斜面にあった小さな沢(僅か30p)で大きな土石流が発生。1m程の太さの枯れた巨木を含め、木々や土砂が沢を下り、山小屋前の山道を塞いでいました。沢幅も3m程に拡がっていました。それにしても、ものすごいエネルギーです。これを除去するには自衛隊の要請が必要かもしれませんが、今後、何とか車が通れる様にしたいと思っています。確かにあの量の土石流が押し寄せたら、人家は一たまりもないことを実際、実感できました。自然の怖さを思い知らされました。山小屋は無事。今日は、取水口を補強、屋根補修、テラスの土台補強、風呂小屋の照明設置。

11/13
土石流後の山道整備。何とか車が通れる目処が少しは見えてきました。3号店小屋下の板戸製作。テラスの土台補強。力強い自然の紅葉が綺麗です。山小屋は晩秋に入っています。

11/21-22
5ヶ月ぶりに行きつけの喫茶店で雑談。猪が家(藁葺き)の回りに出没とのこと。森林組合のプロが裏山の杉の木を伐採。当方の山もお願いすることにした。近くに700万の農家物件が出た。広い畑付きの物件。買おうかなぁ。3号店の雪対策の補強。鏡の取り付け。プロパンガス設置のため犬小屋の移動。橋入口の門設置。ログハウス梱包の端木と渓流にあった廃タイヤ1本を焚き火。黒煙と火柱が想像以上のスケール。石油ストーブを山小屋で利用。とても便利、でも薪ストーブの方がはるかに暖かい。昨晩、夕食前に2回目の五右衛門風呂入浴。灯油ランプの下、気分は温泉。車が入って来ないので、安心、全開の露天風呂。沸かすまで煙との格闘も楽しい。衛星放送の演歌を見ながら、すき焼きとビール、どちらもうまかった。すでに雪ん子が飛んでいた。来月は銀世界になるでしょう。今朝の気温−3℃。山は寒い。

12/24-25
一月ぶりの山小屋。イブの山小屋は積雪4cm程度。道中、峠で雪が舞っていた。気温は-5℃とかなり寒く気持ちいい。炊事場兼五右衛門風呂の小屋に上げるベランダを設置。バッテリーが再び赤信号。前回、ハード利用したためか。一月経過したが未充電。日照時間が主因か。メータを取り外し様子見。お正月に向け、山の掃除も行う。次回は夏場のキャンプファイヤー用焚火場を設置予定。小屋づくりもそろそろ、一段落、ハードからソフト作業に移行しよう。デジカメ忘れる。

京都@山小屋の住人