第22章 小屋づくりはなせばなるか(2004.11.27)  
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3棟目はログハウスづくりで余った木で建てようと、ふと思った。なぜなら、本来であれば、木など大量には余るはずがない。でも、どうして余ったかは、図面など良く見ていなかったためか。良く分からないが、ログハウスは昨冬の雪と今年の台風を乗り越えたのだから、その耐久性は気象庁認定ものです。

当初は一番最初に組んだログハウスを風呂にしようと思っていたが、荷物も増えてきたため、今回の小屋作りとなった。今回は小屋予定地の整備、基礎作りから開始です。元々、山に落ちていた木の枝を集めては、置いていた場所で、そこには山盛りの木々がありました。その木々を撤去がてら、焚き火をしました。それから、土地を少しでも平らに試みました。それでも、勾配があるため、基礎となるブロックを組んで、コンクリートで固定。その上に基礎となる太い木を置くものの、なかなか平行が出ませんでしたが、こんな感じでいいかということで、その上に柱を載せ、更に屋根部分の骨組みを行ないました。このアバウトさが後で、苦労することに・・・。また、木組みなどの高度な技は道具もないため、金具で対応した。

屋根はベニヤを半分はり、その上には波板を張った。半分は透明な波板のため、小屋室内はとても明るくできた。周りはサワラの羽目板にしたため、とても香りの高い小屋になった。サワラはご飯の御櫃に使う木で、水分に強い木と言われている。

小屋の広さは4畳半程度で、小屋の半分は五右衛門風呂の浴室、残りの半分は台所。

入口のドアとサッシも取り付けたが、案の定、水平が不十分なため、かなり誤差を生じてしまった。サッシの開け閉めは苦労もの、また入口ドアも水平がとれなかった。それでも、何とか工夫しながら、強引に補正した。

「何でこんなに水平が取れてないの」
「水平感覚がないのかもしれない」
「この家、大丈夫?」
「少し傾いているけど、問題ないでしょ」
「サッシの窓も自動に開くよ。土台との接合は大丈夫」
「少し不安だけど、問題ないでしょ。一番風呂はいるよぉ」

「よくこんなすごい小屋建てたもんやなぁ」
「はじめはどうなるかと思ったよ」
「すごいなぁ、何でもできちゃうって感じだね」
「ありがとう。いつでも露天風呂入りに来てなぁ」
「おおきに」
「今日は君が一番風呂やぁ」
「えっ、いいの。悪いなぁ。おおきに」

台風23号は何とか、やり過ごした。

「よく無事やったね」
「腕の良さがわかったやろ」
「なんだか、不思議と水平がでてきた様や?」
「この家、かなり柔軟性がある見たいやね」

この地域は京の本当の奥座敷、東に母の湖「琵琶湖」があるため、北風が吹く頃には、知られざる豪雪地帯となる。11月下旬には、雪んこが盛んに飛び交い、12月にはドカ雪が1〜2回程度、天から落ちてくる。山小屋前の山道も積雪の高さは1m以上になる。その後は寒さが厳しいため、ドカ雪は春が来るまでは降らない。その代わり軽いパウダースノーは降り続くことになる。冬の山小屋はお気に入りの季節の一つです。

次は、このほったて小屋が雪の重みに応えられるかどうか。もう少し、屋根に角度をつければよかったと思う次第、時すでに遅しです。

京都山小屋の住人

(次回に続く)