第28章 春を呼ぶあまご釣り(2005.3.19)
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今年は3月に入ってもまとまった雪が降る雪の多い年になった。さらに、今年の雪は例年比べて雪質が重たく、その分、北山杉に与えるダメージも大きく、倒木や木折れなどの被害が多かったいう。山小屋へ続く林道はまだまだ雪深く、途中にも、倒木が多く発生していた。例年いなく大変な受難の冬だったが、それでも春がやっときた。今年は管理渓流は避けて、より天然に近いあまごを探しにいった。

息を切らしてお目当てのポイントまで、ラッセル状態だった。やっと到着し、いよいよ、あまご釣りは竿を投入する。その瞬間がポイントだ。息を止めて、竿を投入すると瞬時にヒットする。

「ガァツン・・・ビィビビィ」
「よっしゃ・・やったぁ」

赤い斑点がきれいな20p超の天然あまご。去年の秋、渓流を掃除していた際に見たあまごかもしれないな。

天からリリースの声がした。同じあまごでも、養殖あまごとは違う価値観がある。天然ものは油も適度にのって、おいしいけれど今夜はすき焼きだし、今春の初竿だったのでリリースした。多分、この魚は秋のシーズン終りまで釣られないだろう。

あまご始めの釣果は6匹だった。

これから急速に雪が消え、そこからフキノトウが顔を出す。来月は山菜摘み。

あまごの塩焼きと山菜の天ぷら、楽しみだ。

京都山小屋の住人

(次回に続く)